神崎 湊十二社 手洗所

world-hoken2007-03-04

3月初旬にしては大変暖かい日曜日、すぐ近くの神社 湊十二社に出向いた。
書物にあった手洗所の御影石の刻印が気になっていた。頑丈にふたがしてあった為、
バール、スポットライト、デジカメを持って出かけた。
井戸のふたは頑丈な厚い板で囲われ、バールを入れて開けた。
スポットライトを照らして中を覗くと、奉納、、、、明治三十年、、、、の文字が見えた。
何故、井戸の外側に奉納者の刻印をしなかったたか不思議に思うが、、、、
書物によると『奉納井戸口館 明治三十年初春 本村小字水戸崎二於イテ製窯所創設記念
明治三十六年十月 京都新町五条 竹村藤兵衛 薩摩治兵衛 京都深草 山田宗三郎』
と彫ってあるそうだ。
神崎煉瓦工場の創設者が奉納したもので、井戸を囲む三面が煉瓦造、また、屋根部分は日本風
の瓦葺、柱や角は丸く加工した煉瓦を使用し、壁部分には透かしを設けるなどところどころに
意匠を凝らしております。
十月の神社の祭りに奉納したと思われる。神社の周りには地元の人々や松前の人々の名前の
入った石の囲いがあります。
              
       2007,3,4 快晴 日曜日
           第31号発行